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Tom Nakashima [Downtown Augusta]

こちらは最近もうすっかり春。これは一ヶ月ほど前に見かけたモクレンだが、いまは桜のような花があちらこちらに咲いている。今週から夏時間に変わったのだが、どこか調子が狂う感じがする。

ところで日曜日、美術館に行って来た。なんとその美術館は日曜無料!それなのに客足はそれほどなく静かなので、ダウンタウンの教会の帰りに立ち寄るのはこれで二度目。そして今回の企画展は前々から関心があった。日系アーティストだったからだ。
↓Tom Nakashima: Two Decades↓
http://www.themorris.org/art/nakashima.html

カタログを斜め読みしたところ、Tom Nakashimaの祖父は薩摩戦争?(西南戦争?)で明治天皇から記念の?刀をもらうような人物だったらしい。彼の父親が米国人らしき女性と一緒に映っている写真があり、苗字が同じところを見ると、なんらかの理由で母親の国に移住したようだ。日系アメリカ人一世である彼の父親は、1950年代になるまで米国市民権を得られなかったという。NakaJImaと濁らないのは、熊本周辺の特徴らしい。
↓トム・ナカシマの公式ページ↓
http://www.tomnakashima.com/

おそらく意図的だと思うが、彼の作品の中には小さな正方形の紙を何枚も使用して描き、まるで金箔を使った日本画ような印象を与えるものや、岩絵具のように見える素材を使っている作品が目についた。実際、岩絵具だったかもしれない。金箔といえば、尾形光琳の紅白梅図屏風が、本当は金箔でなかったことには驚いたが、、、
↓正方形に区切られた芸術の参考に「尾形光琳紅白梅図屏風」↓
http://www.salvastyle.com/images/collect/korin_blossoms00.jpg

Fusuma (slide)という作品を畳と一緒に展示していたり、他のお客から「あれはなんだ」などと聞かれないかちょっとヒヤヒヤ、要らない心配をした。

さらに興味深かったのは、彼が珍しくカトリックであること。インタビュー記事には「私にとって天国のイメージは仏教的」とあった。詳細は覚えていないが、彼の中ではカトリックであることと、おそらく仏教徒であろう父親や祖父から引き継いだものが、うまく共存しているのだろう。それは作品群にも滲み出ているようだった。つまり選ぶ主題は西洋的、解釈は東洋的、と言ったらいいだろうか。

そしてもう一つ小さな展示室で企画展をやっていて、こちらはアメリカの陶器を扱っていた。
↓American Art Pottery: from the Moody Collection at the Hickory Museum of Art↓
http://www.themorris.org/art/pottery.html
19世紀末から20世紀初頭にかけての花瓶が中心で、意外と繊細な模様の作品が目立った。中にはKitaro Shirayamadani(キャプションではなぜかKataro…)という人の作品も。アメリカに陶器の工房があって、こんな作品群を作っていたということが新鮮だった。地震対策をしていないことにも改めて納得。

気付けばあっという間に二時間経過。来館者用駐車場は1時間までと書いてあったが、そこはこの国らしく誰が文句を言うことも無く、もちろんタダ。車社会も慣れてくればいいものかもしれない。

[アート]モリス美術館 the Morris Museum of Art
http://www.themorris.org
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